多くの人と出会って考えた!加齢で膝と腰がだめになって歩けなくなる

教室を開いて太極拳を教えなさいと先生に言われて始めた太極拳の教室がもう10年を超えてしまいました。その間、いろいろな人とご縁をいただいて、みなさんの身体が持っている多様な状況が多くの問題となって現れている様子を見せていただくことができました。

もうひとつの「デイ・サービス」ともおっしゃる先生もおいでになるほど、教室の高齢化が進んでいるのは確かであり、太極拳は高齢者のためにあるなどと信じられてもいるのです。

そのような生徒さんたちに共通しているのは、身体が気持ちに追いつかなくなっているということでしょう。それもそのはずで、身体的な問題を感じてからやってくるからです。

特に最近の新聞広告などでも見かけるようになった言葉、「ロコモティヴ症候群」が気に掛かります。単に歩くことだけではなく、身体の操作に関わるさまざまな局面に影響してくるので、問題は決して小さくありません。

炊事の度に激しく痛む腰に辟易として、その場を離れようとしたとたん転倒してしまったなんて事態もあるようですし、たびたび家具に衝突してしまった体中にアザを作ってしまったという話もあります。

さらに深刻な表情で打ち明けられた方は、医者に治らないと宣告されたとおっしゃる。主に下半身に集中した問題ですので、医者・理学療法士からスクワットなどの指導を受けてからおいでになるようです。

様子を観察して気づいたのは、姿勢が良い人ほど腰に負担を掛けているという点です。どなたも背筋をまっすぐに伸ばして、まっすぐなたたずまいが印象的です。

確かに問題は加齢によって深刻になります。ですから高齢者に問題を抱えている方は多くなりますが、指導している大学生の中にも同じ種類の問題が多く見られます。

お腹がカギだった!矛盾している2つの難しい要求に対処する方法

筋力があれば大丈夫という考えには限界があるでしょう。理由は、筋力は壊せば過剰回復して強くなるという理論と、年齢を重ねると回復力が落ちるという事実との関係にあり、結果として筋肉トレーニングで筋肉が壊れたままになります。

つまり、一定の年齢以降は筋力を増強するだけでは足りないのであり、しかも使わないと使えなくなるという状況が問題を深刻にします。

歩行能力や姿勢維持に問題を感じる人たちの特徴の一つに、腹筋衰えて使えなくなっているという事実を挙げるべきでしょう。それに伴って日常生活ではほとんど使われない内転筋群が弱ってしまっています。

足の動きを支えるインナーマッスルはお腹にあって、下半身の筋肉と密接につながっているので、当然の結果です。このような状況が深刻な理由は、とにかく動かなければならないが、動くと身体を壊すという葛藤なのです。

このような葛藤症状に対処してきたのですが、多くの方に改善が見られ、活動が活発になったのは喜ばしいことです。もちろん改善した程度には差があり、効果が現れる期間も個人差が大きい。

しかし、「年寄る」ことが単に年齢を重ねることではなく、身体の老化、劣化を意味するのであれば、身体が活性して、再び動ける空間が広がり、スタミナが出てくるのであれば、これは年寄ったとはいえないといえます。若返りです。

不思議なことに、活動範囲が広がって快復力が向上すると、見た目も年齢よりも若く見えるようになってくるものです。剛直な姿勢は柔らかさを取り戻し、動きもスムーズになります。彼らに指導した太極拳の秘密をここでオープンしていきたいと思います。

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